2009年1月10日〜11日 NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)主催の第12回TMAT災害医療・国際協力ベーシックコースが開催されました。当院からは、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・事務職員22名と院外から屋久島の救命救急士4名、山岳ガイド1名、島外から鹿児島徳洲会病院看護師1名の参加がありました。
 1日目はTMATベーシックコースの目的である災害被災地における基本的な知識を習得するための座学を中心に、実際現場で行われる重症度により疾病者を振り分ける「トリアージ」訓練が行われました。このトリアージ訓練は、ボランティアの方々のご協力を頂き被災現場に近い状況を想定し行われました。短時間で重症度を判断しなければならず、その重要性を実感した訓練でした。また、災害時には通信手段も途絶えるため、それに対する通信衛星(インマルサット)の使用方法・トランシーバーの取扱の実技も行われました。
 2日目には、過去のTMATの活動をもとにグループディスカッションを行い、その活動内容を的確に報告・伝達する実技を行いました。この実技は表現の難しさを痛感し皆が一番緊張した場面でもありました。そして、最後には受講生全員が終了証とTMATジャケットを手にする事ができました。今後はこの講習の成果をもとに、まずは病院の防災・屋久島での災害対策に努めていきたいと思っています。そして、この講習会の目的でもある国際協力がここ屋久島からも発信できればと思います。





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